きみは宝物

人に向かって話してはいない

私の担当アイドルの話をきいてくれ

唐突だが、私は緒方智絵里という少女が大好きなんだ。

 

聞いてくれ。私は緒方智絵里が大好きだ。

緒方智絵里は私のことを人間にしてくれた。別に智絵里が何かをしたわけではない。が、緒方智絵里という少女の本質が私を変えたのだ。

 

私は緒方智絵里Pだが、緒方智絵里のことを周囲に流されて「天使」と呼称する人間よりも、「ウザい」「怖い」と正直に評価を下す人間のほうを信用している。緒方智絵里は人間として接した時に煙たがられる性質を持っているからだ。とくに女性に。

彼女は自分の「可愛い」部分に関して、あまりにも無頓着で、あまりにも上手く利用しすぎている。でも仕方がない、智絵里にとって自分の可愛さを便利に使うことは、我々が手を使って何かをするくらい当たり前のことなんだよ。自分の可愛さで人を動かそうとする。

そこがいい。そこが好きなんだ。

 

別に見た目が好きなわけじゃない。正直ツインテール両方にリボン垂らした上でカチューシャまで付けたり、顔の横の触覚の毛量が物凄かったり、物凄い野暮ったいし、「もっと可愛くできるでしょ」という気持ちの方が大きい。でもきみがその髪型が一番可愛いと思っているならそれでいいんだよ。そのままのきみが一番かわいい。
デレステ一周年の時のビヨスタ覚醒前は本当に良かった。一年間ロック画面だった。多分巻いてくれたであろう唯ちゃん、本当にありがとう。

 

緒方智絵里が自分の可愛さに無頓着で、無意識に我儘をいうのを聞いた時に、魂が震えるほど「萌える」のだ。我儘をききたい。うさぎさんカフェに連れて行って欲しいと言われれば連れて行くし、行かないですよねって言われたら行かないし、学校の文化祭で使うリーメントを作るのを手伝ってくれますかって言われなくても手伝うし、仕事がしたかったら仕事を取ってくるよ。

まあなんだ、平たく言ってしまえば、おねだりが上手い。が、本人はそれに気づいていない。世界が自分に不利な方に傾くことを知らない。萌えだ。萌えだよ。

その本質が少女性に満ち満ちていて、あんまりにも可愛らしい声をしているものだから、私は緒方智絵里に救われるのをやめられないのだ。